金沢旅猫ブログ 金沢旅猫ブログ【観光編】

重要文化財から近代建築まで!実は建築のまち金沢の必見建築スポット

実は金沢は、建築好きの方が楽しめるスポットが豊富です!

重要文化財に登録されている歴史的なものから、近代的な意匠の凝らされたものまで

まったく主張せずに街中にサラッとあったりするのです。

今回はそんな金沢の魅力あふれる建築物たちを、完全なる個人的な感想とともにご紹介します。

 

1.加賀藩の武士住まいそのまま!金沢市指定文化財史跡「寺島蔵人邸」

金沢の武家屋敷といえば「長町武家屋敷群」が有名ですが、こちらは一味違った武家屋敷です。

ひがし茶屋街から徒歩10分ほどのところに位置しています。

寺島家は加賀藩に仕えた武家で、11代蔵人(くらんど)は画家でもありました。

文化人だった蔵人の暮らした家として、静かに凛とした雰囲気をたたえています。

入ってすぐのお部屋の隣には茶室もあります。

 

このお庭も素敵です。撮影時は3月下旬ですが、もう少しするとお花がいっぱいできれいでしょうね…!

 

天気の良い日には、お庭に出ることもできます。

江戸時代の空気を感じられますね。

 

寺島蔵人邸
住所 石川県金沢市大手町10-3
アクセス バス停「橋場町」から徒歩5分
営業時間 9:30~17:00
定休日 年末年始
入館料 一般310円

65歳以上・障害者手帳をお持ちの方及びその介護人210円

高校生以下無料

※抹茶料350円

 

2.赤レンガが可愛い明治時代の学び舎「石川四高記念文化交流館」

建物は1891年(明治24年)に建てられた旧第四高等中学校本館で、国の重要文化財にも指定されています。

赤レンガの外観はもちろん、中もレトロな学校そのままで可愛いです。

 

入場無料ですが、「石川近代文学館」のエリアは有料になります。

近代文学館の方で売っていた文豪の「恋バッチ」が気になる…

文豪の字らしいです。

 

石川四高記念文化交流館
住所 石川県金沢市広坂2丁目2-5
アクセス バス停「広坂」から徒歩3分
営業時間 9:00~21:00
定休日 年末年始
入館料 無料

(石川近代文学館)

一般370円/大学生290円/高校生以下無料

 

3.ピンクのレトロな洋風木造建築「金沢くらしの博物館」

明治32年(1899)に「石川県第二中学校」(通称・金沢二中)の校舎として建てられた木造校舎を活用した博物館です。国の重要文化財にも指定されています。

左右二つの尖塔と、塔に見立てた中央の屋根を加えた「三尖塔校舎」が特徴の、ピンク色がレトロで可愛い建物。

中には懐かしい暮らしを模した展示など写真撮影できるスポットも多々あり、ちょっと立ち寄ると意外と楽しめます。

 

金沢くらしの博物館
住所 石川県金沢市飛梅町3-31
アクセス バス停「石引町」から徒歩1分
営業時間 9:30~17:00
定休日 年末年始
入館料 一般310円

65歳以上・障害者手帳をお持ちの方及びその介護人210円

高校生以下無料

 

4.静かにたたずむ重厚なレンガ建築「石川県立歴史博物館」

出羽町(本多の森ホール近く)にあります。兼六園から少し坂を上ったところです。

館の建物は1909年明治42年)から1914年大正3年)に建てられた、金澤陸軍兵器支廠の兵器庫3棟(旧陸軍九師団)。

1990年(平成2年)に国の重要文化財に指定され、翌年には日本建築学会賞も受賞しています。

重厚な落ち着いた雰囲気で、同じ赤レンガでも四高記念館とはまた違った趣があります。散歩で少し歩くにも良いところです。

 

石川県立歴史博物館
住所 石川県金沢市出羽町3-1
アクセス バス停「出羽町」から徒歩6分
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始
入館料 一般300円

大学生・65歳以上240円

高校生以下無料

 

5.大正の茶屋建築そのままの金沢和カフェ「土家」

橋場町(ひがし茶屋街)のすぐそばの和カフェです。大正時代の茶屋建築を使用していて、落ち着いた雰囲気ながらもお洒落です。

正座しなくていいつくりなのが良いですね。

席につくと桜のようかんとお茶を出してくれました。

 

メニューがどれも魅力的で選べず、

和三盆アイスコーヒー・抹茶オレ・ぜんざい・抹茶フラッペを片っ端からオーダー。

和三盆アイスコーヒーは甘さすっきり。

 

抹茶オレはミルキーな甘みでこっくりしています。

 

抹茶フラッペもしっかり抹茶味。

 

窓からは浅野川が見渡せ、静かでほっこり一休みするのに最適な場所です。

 

土家(つちや)
住所 石川県金沢市主計町2-3
アクセス バス停「橋場町」から徒歩2分
営業時間 10:00~16:00
定休日 月曜日・火曜日
予算 ~1,000円

 

6.金沢の隠れた名スポット!建築家・谷口吉生設計「鈴木大拙館」

禅の考えをアメリカで広めた、石川県出身の仏教学者・鈴木大拙の記念館。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)設計で知られる谷口吉生設計で、禅の世界観が空間で表現されています。

静かで哲学的な空間で、何時間でもいられそうです。池の周りが特に気持ちよい。

 

 

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谷口吉生デザイン・秋友美穂(金工作家)制作のオリジナルネックレスが素敵でした。

 

鈴木大拙館
住所 石川県金沢市本多町3丁目4-20
アクセス バス停「本多町」から徒歩4分
営業時間 9:30~17:00
定休日 月曜日
入館料 一般310円

65歳以上・障害者手帳をお持ちの方及びその介護人210円

高校生以下無料

 

 

7.近未来的空間!?グッドデザイン賞受賞「金沢海みらい図書館」

その名の通り、海の泡みたいなポコポコした丸い窓が可愛い、不思議なデザインの図書館です。

金沢駅から徒歩5分ほどのバス停「中橋」から、バスで15分ほどの場所にあります。

建築の際にさまざまな工夫が凝らされているらしく、国外から訪れる人もいるのだそうです。

洗練されたすっきりした空間でした!

 

 

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※図書館内の一般の撮影は許可制で、SNS等へのアップもできません。

こちらに載せている内観画像はインターネットからお借りしています。

 

金沢海みらい図書館
住所 石川県金沢市寺中町イ1-1
アクセス バス停「金沢海みらい図書館前」から徒歩1分

※金沢駅から20分程度

営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜日
入館料 無料

 

 

おわりに

以上、歴史と近代が共存するまち金沢の魅力的な建築スポットをご紹介しました!

街に溶け込む小さな博物館や美術館が、実は歴史的にすごく価値のある建築物だったりするのも金沢の魅力の一つ。

建築好きの方はぜひ、足を運んでみてくださいね!

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